中国では、紀元前3000年の昔から「指紋」の存在を認識していたようで、当時の皇帝は文書に封をするとき、自分の拇印を押していたそうです。
手と手のひらの印を見て性格診断や将来の予見を行なう「手相」としての最古の記録は、それより1000年も後でサンスクリット語の文献と伝えられています。
手相学として普及したのは、多くの学問が発達した古代ギリシャで、ピタゴラスやアリストテレスといった哲学者たちが非常に強い関心を寄せたことにより、研究が進んでいったと言われています。
ジュリアス・シーザーは手の形を観て部下たちを判断していたそうですが、それだけ「手」にはさまざまな情報があるのです。
では具体的に「手相って何?」「どういうことがわかるの?」ということですが、才能、性格や適職、開運の時期など人生の流れを読み取るのが得意な占術です。
左手には…生まれ持った才能・性格・運命や、心の中のこと
右手には…自身の努力で創り上げた才能・性格・運命や、現実的なこと
が主に刻まれており、過去や未来において自分がどうなるかを知ることができます。
しかし「占いで未来の自分を知る」ときくと、怖い、イヤなことをいわれそう…という、ネガティブな感情を抱く人がいるかもしれません。でも、もし「うれしいこと」や「チャンス」が待っているとしたら?知らないのはもったいないことだと思いませんか?未来に幸運が待っていると知っていれば、なんといっても日々のモチベーションが違ってきますし、幸運の波に乗る準備を整えておくこともできるのです。
また、手相の線にはそれぞれ長所・短所両方の意味があるのですが、私の鑑定では長所に焦点をあて、その長所を活かす生き方を提案して参ります。思う存分、自己重要感を高めてください。
もちろんそればかりでなく、伝えるべきことはお伝えしていますが、しかし、手相は日々変化しています。私の運命線にも大きな障害の印がありましたが、今は進化してまったく違う意味の線になっています。
このように、たとえ悪い線があったとしても、その後の意識や行動によって、その印を消したり変えたりすることができるのです。
手相をつくるのは自分自身であり、自分自身の意識と行動が、未来を創っていくのです。